
さて、英語を勉強していると避けては通れないのが文法です。気にはなりつつも確認不足のままになっている語彙も結構あります。今日はお願い表現の整理をしてみようと思います。
英語にはかなり多様なお願い表現があります。以下のフレーズは、下へ行くほど丁寧度が高くなります。
Can I borrow your pen?
Could I borrow your pen?
どちらも「あなたのペンを借りてもいいですか?」ですが、Can I ~よりCould I~のほうが丁寧になります。
Do you mind if I borrow your phone ?
Would you mind if I borrow your phone?
「あなたの電話をお借りできないでしょうか?」のようにmindを使って表現することもできます。
I wonder if I could borrow some money.
「お金を少し借りられるといいのですが…」のように、少し頼みづらいことを言い出すときに I wonder if~ を使ったりします。
I was wondering if you’d mind lending me some money.
「私にお金を少し貸していただくわけにはいかないでしょうか」という表現もあります。この文章では、if 節の中の主語をyouにしていますので、borrow 「借りる」ではなくlend 「貸す」になっていることに注意しましょう

(写真はフランスの世界遺産モン・サン・ミシェル。10世紀に修道院として建てられ、増改築を重ね13世紀に現在の形になったそうです。この地域では、時間帯により海面が上昇し、建物へ続く道が水没して上の写真のようになります。修道院の周囲は下の写真のように細い路地があり、土産物屋や宿、レストランがひしめき合って並んでいます。2011年9月撮影)